映像制作の意義

映像は、事実を正確に保存し、表示します。映像で見たものは、全ての人が事実だと認識します。文章でいくらリアルに表現しても映像で見たものには、かないません。

しかし映像を制作する際には、必ず編集が行われます。撮影する場面、角度、そしてひとつの場面の長さ、コメントなどすべてが合わさって、視聴者が認識しているのです。

ここで、映像の視聴者が注意しなければならないことは、事実と真実を区別して認識しなければならないということです。映像は、事実です。しかし編集により、何を言おうとしている映像なのかをいかようにも変化させることができるのです。食事をしている映像に笑顔の映像をプラスすれば 美味しい食べ物なのかと視聴者は認識します。しかし、食べている映像に、たまたまうつむいた時の映像をプラスすれば、なにか嫌いな食べ物を食べたのか?まずいのか?と視聴者は思います。

事実と真実は、異なるわけです。

テレビで放送されている映像は、ニュースを含めてほとんどすべて編集されています。映像制作とは、制作者の意図が表現されているので、真実とは異なる場合があるのです。視聴者は、制作者の意図を自分なりに深く考え、真実を推測することが重要なのです。